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淡路島と新玉ねぎ

突然ですが、皆さんは玉ねぎはお好きですか?血液をサラサラにする効果があるとされ、生でも美味しく、炒めても煮ても食べられるので、大変重宝する食材ですよね。4月頃から店頭に並ぶ新玉ねぎは、柔らかくみずみずしいので、サラダにして食べるとおすすめです。そんな新玉ねぎで人気の産地の1つが淡路島。本日は、淡路島の新玉ねぎについてお話させていただきたいと思います。

淡路島について

淡路島

 

まずは、淡路島についてご紹介していきたいと思います。

淡路島は瀬戸内海東部にあり、瀬戸内海では一番大きい島で、日本の離島の中では人口が一番多い島でもあります。淡路島は近畿地方の兵庫県の一部で、淡路市・洲本市・南あわじ市の3市で構成されています。淡路島は細長い形をしており、北東から南西まで伸びています。一番幅の狭い北東部は幅5kmほどしかありません。面積の大きさはシンガポール島と同じくらいで、日本国内の島で面積の大きさを比較すると主要4島、択捉島、国後島、沖縄本島、佐渡島、奄美大島、対馬についで淡路島となり、11番目の面積の大きさとなります。周囲を大阪湾、播磨灘、紀伊水道に囲まれており、北側には明石海峡があり、本州四国連絡道路の神戸・鳴門ルートによって本州・四国へ行き来することができます。

農家が多く、8,775戸ほどあると言われており、総生産額は370億円にもう少しで届くくらいです。同じ畑で1年に3回野菜を収穫する三毛作を昭和40年代から行っており、水稲 – レタス – レタスの作付けが一番多く、42.6%に上り、次に多いのが25.7%の水稲 – レタス – タマネギの作付けです。作付面積としては水稲 が4,400ha弱で内7割強をキヌヒカリが占めており、美味しいと評判です。次いで玉ねぎが多く、約2,000ha。これは全国シェアの10%弱を占めており、淡路島玉ねぎとして親しまれております。

 

 

淡路島の新玉ねぎ

新玉ねぎ

9月に種子をまき、10月に苗を植え、収穫を3月~5月に行うものを、新玉ねぎと言います。寒い間はあまり実が大きくならず、春に少し暖かくなってくると一気に実が大きくなり、収穫の時を迎えます。新玉ねぎは一般的な玉ねぎと品種も異なります。新玉ねぎには2品種あり、極早生(ごくわせ)種・早生(わせ)種といいます。

新玉ねぎは周囲の皮が普通の玉ねぎの茶色く乾燥しているものと異なり、薄茶色で柔らかい皮がでおおわれています。新玉ねぎは春にしか出回らず、乾燥などをさせずに収穫後すぐに出荷され店頭に並びます。玉ねぎ特有の辛さが少なく、柔らかくて水分が豊富で甘いので、サラダなどの生食で美味しくいただくことができます。

通常の玉ねぎと比べると、日持ちが良くなく特に極早生は早く食べないといけません。なので、店頭には沢山出回ることが少なく、淡路島の農家より直送で玉ねぎを購入している家庭もあるそうです。

春以降の淡路島の玉ねぎ

春以降、次に出回る玉ねぎは、9月に種子をまき、10~12月に苗を植え、収穫を6月~8月に行います。淡路島は日中の日の光が当たる時間が長く、瀬戸内海特有の温暖な気候で、その特徴が美味しい玉ねぎを育んでいくと言われています。収穫した後は玉ねぎ小屋の中につるして乾燥させることで、長期保存が可能になります。こうすることで甘みが凝縮され美味しくなるとも言われています。

極早生や早生には劣りますが、甘くて辛みが少ない特徴はこの頃の玉ねぎにもあり、他の地域のものより淡路島のものを好んで食べる人もいます。

冬に出回る淡路島新玉ねぎ

この玉ねぎは他の時期の玉ねぎよりある意味手間がかかっており、セット栽培という方法で作られます。セット栽培とは新玉ねぎが収穫できる頃に種を蒔き、玉ねぎの大きさが1cmほどに成長したら一度掘り起こし、根と葉を取ってから冷暗所にて保存します。8月末に田んぼにもう一度植えなおし、疑似越冬させた玉ねぎのことです。

この玉ねぎの一番の特徴は葉っぱも食べることができることで、葉っぱは鍋などに、玉ねぎはサラダなどに向いています。

地元の産直やスーパーなどで販売されるのがほとんどの珍しい玉ねぎなので、淡路島に訪れる機会にもし売っていればぜひ食べてみてください。

当店では、すき焼き、しゃぶしゃぶをはじめ、様々な旬の食材を使った料理をご用意しております。是非一度当店自慢の料理をお召しあがりになってみてはいかがでしょうか。

 

皆様のご来店心よりお待ちしております。

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